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＞カワウソさん
よかったー。ちぐはぐ感なくなっていたみたいでほんとによかったです。
いやもう修正時はあーうーと頭を悩ました甲斐がありました。
……まあ元々の文章が最初からチグハグじゃなければよかっただけなのですがorz
リサイクル店の店長は一発キャラなので今後はわかりませんが、ネタとしてはいけそうですね（ニヤリ
ギン姉は「その２０」ではもう結構お年頃なので、さてどうなることやらｗ

＞BINさん
デバイスに惚れただって！？　あたいに惚れるとヤケドするぜ！（byバル
ってリサイクル店の店長！？　ど、どっちだー！ｗ
私はもうｷｬｰｲｸｻｰﾝですよ。

＞量産化の☆さん
シグナムねーさん、シャマルは私は個人的に好みですがｗ
ヴォルケンズとの絡みもSSSとかでやりたいですね。
まあ恋愛フラグはこれからあるかも？ｗ
シュウは「ロリコンじゃない」と言い張るでしょうが、押しには間違いなく弱いです。
さすがヘタレ。
……ってかフェイトエンド希望ですかｗ

＞ｋｋさん
あっちはこの前読み返したら「うわーはーずーいー！」となったので多分書くとしたらリメイクです。
いくつかは直したのがあるのですが、リアルもちょっと忙しいので手が回らないというのが現状で……。
すみませんがちょっと未定です。
六課はなんつーかもう突っ込みどころ満載でしたしね。
管理局はもっと突っ込みどころ満載でしたが＾＾；

＞ダブルクエスチョン
そのとおりですｗ
詳しくは「その１９．５」をどうぞーｗ





＞カリムが読んだ小説って誰ルートのものです？あとシャッハはカリムを呼び捨てでしたけ？
だ、誰ルートかまでは決めてませんでした。
でも個人的には茜とかみさき先輩とかが好みです（ぁ
シャッハは劇中では「騎士カリム」としか呼んでいなかったのでまあ、いいかなと。
公式の場ではまずいでしょうけど。

＞では小町っちゃんはいただいていきますね。
うぐっ。い、いや待ってください。ここは話し合いましょう（ぇ

＞あずまんがを知らぬとは……ちよちゃんの可愛さを知らぬ……、人生の99割は最低でも損していますな！
そ、そんなに！？
こんど読んでみますｗ

＞炉の危険性排除となるとなんだかオーリスさんが一番近いような気がしますね。陸士の同僚はどうなんだろ？
オーリスさんかあ……そ、それもいいかも（ぇ
陸士の同僚だとオリキャラになっちゃいますからねー。意表をついてメガーヌさんとｋ（検閲
まあシュウは炉じゃないと言い張ってるだけですから（意味深

＞フェイト→しつこく模擬戦おねだり→ランク差を理由に回避しようとするも兄馬鹿に脅され→罠で辛勝するもフェイト泣いて兄馬鹿にフルボッコ。
　なのは→模擬戦でバインドからSLBでフルボッコでトラウマ→無理やり仲直りするためシュウの都合無視でスカイダイブ→片目失明。
　はやて→新部隊の欠点指摘したりはやて慰めたりしたが勘違いヴォルケンズにフルボッコ→はやてそれをなかなか止めない。
　……シュウ君……、君はもう……、マジでブチギレして4000文字位の異義とか文句とか抗議とか聞くに耐えない罵詈雑言を長台詞で吐いてもいい……、吐いてもいいんだ……。
　物凄い感情込めて血の涙を流しながら地反吐を吐く勢いで叫ぶようにやるとなおステキ。

な、なんだかスク○イドのカズマに「お前は今、泣いていい」と言われているような気分になってきましたｗ
きっとシュウはそんなんがある度に部屋の隅っこで毎回しくしく泣いています＾＾；

＞二次創作の長編をやるサイトは多数あれどちゃんと終わらないサイトも多数ある……さて、こちらはどうなるのでしょうかね
む、胸に突き刺さるorz
できるだけ完結させたいなとは思うんですが、やっぱりリアルが最優先ですから。
更新は最低でも一ヶ月に一回はしたいと思ってます。じゃないと未完でおわりかねないと我なが心配になりますし(汗


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　刻まれた隙間からまるで闇から這い出るようにそれは姿を現した。
　あくまでも自然に。あくまでも当然に。
　背筋が伸び、どこか凛とした様は見るものがいれば思わず目で追ってしまうほどの美しさがあった。
　誰もいない廊下を一人歩く彼女はしかし、しばらくして唐突にその靴音を止めた。
　そして手をそっと自身の胸辺りへとやり

「ぐっ……！」

　くぐもった呼気を漏らすと同時に身を屈めた。
　そこにさっきまでの様相は見る影も無く、代わりに見えたのは昏い怒り。
　手をやった部分に彼女は目を向ける。
　手を通して感じるのは修道服の布の感触とその奥にあるであろう綿でも絹でもない、布ともまた違った独特の感触。
　そして、鈍痛。
　ジクジクと痛みが彼女を侵蝕するたびに表情を歪める。
　それは痛みによるものであり、怒りによるものでもあった。
　
「シュウ・ソウマ……っ！」

　油断があったのかもしれない。
　突然の乱入者に僅かながら動揺があったのかもしれない。
　自身の能力が暗殺向きだというのに、部屋の明かりを落としただけで正面から戦ったのがいけなかったのかもしれない。
　しかし。
　しかししかししかし！
　それでも自分が“負けた”という事実は覆らない！
　あの男にも後ろ暗いところがあったのか、今回はなんとかなった。
　だがそれは本当に偶然だ。
　戦闘を挑み、負け、あげくに気絶させられるという醜態までさらして。
　あのまま管理局なり教会に突き出されていたらそれだけでもう終わりだった。
　たとえ口を噤もうとも、身体を調べられればそれだけで自分がどういうものかが知れてしまう。
　それは己の主の今後に支障をきたすかもしれなかった。
　管理局であったならどうにかなったかもしれないが。ここは聖王教会。
　あの男もここの騎士服を着ていた。
　であるならば――。
　

　まだ痛みが止まないからか、彼女の裡から湧き上がる怒りも止まらない。
　不甲斐ない自分への怒りと、シュウへと向けられる怒り。
　それらがない交ぜになって彼女の心をかき乱す。
　無意識に胸元に触れる手に力が入っていた。
　――そのまま、どれだけ時間が経ったのか。
　夜の寒さが彼女の湧き上がる熱を冷ましたかのように、気づけば彼女は平素の彼女に戻っていた。
　少なくとも、表面上は。
　……ともあれ。彼女の仕事は済んだ。
　聖遺物の確認は完了。あとはあれを、あの馬鹿な司祭に盗ませればそれで完全に終了だ。
　早ければ数日中に済むだろう。
　予想よりも堅物で、ずいぶんと時間がかかってしまったがまあ何とかなるだろう。
　内心でそう一人つぶやく。
　そして、思考はもう一方へとシフトする。
　
　
　
　
　ああ、憎らしい。
　
　私の戦闘機人としてのプライドを傷つけたあの男が。
　
　ああ、憎らしい。
　
　私に、裡から私を焼き尽くすような憎悪を与えたあの男が。

　ああ、憎らしい。
　
　私の爪を受けてなお、まだ生きている貴方が。




「ふふふ。うふふふふふ」
　
　笑う。
　彼女は胸にやった手をそのままに、笑う。
　それはまるで童女のように幼く、遊女のように淫蕩で、淑女のように美しかった。
　矛盾した笑みを浮かべながら静かに笑い続ける。
　そして笑みを浮かべたままに、彼女は誰もいない空間に向かってまるで自分に宣告するかのように言った。

「私は戦闘機人No.2、ドゥーエ。貴方は私が優しくゆっくりと時間をかけて――殺してあげる」

　任務でもない。優先すべき事項でもない。
　しかし確実に実行すべし、と。たった今、己に刻んだ誓いにも似た何か。
　静かにそれだけ言うと、ドゥーエ――シュウにはツヴァイと名乗っていた――は再び歩みを始めた。
　廊下を鳴らす靴音が静かに闇の中に溶けていく。
　そうして気づけば彼女の姿はどこにも無かった。

























　彼女は知らない。彼女はあの時幾つかのミスと、不幸が起こってしまったことを。
　
　一つはあの場で戦闘を行ってしまったこと。
　一つは暗闇での戦闘でシュウが周りが見えなかったためにいつの間にか移動して、結果、聖遺物の側で戦闘行為を行ってしまったこと。
　一つはその聖遺物が“聖骸布”だったこと。
　一つは彼女の武器がシュウの体を多く傷付け、出血も割と多く、飛び散ってしまっていたこと。
　そして最後の一つ。
　それは、聖骸布を納めていた箱の蓋が“ほんの少し開いたままだったこと”。

　これらの偶然が、一つの小さな歯車を狂わせることになる。
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